みなさん、こんにちは! LISAです。
インターネットが発達した現代においては、お友達との連絡だけでなく、仕事に関する連絡も、電子メールの他に、LINEやSkypeなどのオンラインツールを使って、迅速かつ簡潔に済ますことが増えてきていますね。
そんな現代ですから、嘘のような本当の話ですが、10代の子どもたちの中には手紙の書き方、出し方も知らない子がちらほら。
手紙というアナログなものはいずれ廃れていくにせよ、そうであるからこそ、敢えて知っていて、正しく利用できる子に育ってほしいと常々思っています。
かくいう私は、自分の母からそういった類のことは一切教えてもらえず、20代の頃はとても恥ずかしい思いを何度もしたものです。
知らなければ、正しく利用できない。
何でもそうです。
そこで、今回は10代の娘さんをお持ちの方に、手紙の書き方をレクチャーするときのヒントだったり、このブログを見てくださっている10代のお嬢さん方に向けて、受け取った方に良い印象を持ってもらえる手紙の書き方を綴っていきますね。
もくじ
非効率の中にある美しさ
今回、この記事を書こうと思ったきっかけの出来事が先日ありました。
私事なのですが、娘がアルバイトを辞めたのです。
制服をお借りしていたので、お洗濯した後、諸事情のため、郵送にて返却。
その際に、ただ、制服だけを入れて送るのではなく、一言添えておきなさい。と、アドバイスしました。
かなりつらい状況で退職したのですが、それでもお世話になったことに変わりはありません。
立つ鳥跡を濁さずといいます。
宛名や差出人の書き方はわかるのですが、こうした「ひとこと添える」という感覚が、オンラインで育っている世代にはよくわからないようでした。
アルバイト先の店長さんも20代の若いお嬢さんでしたので、LINEで一言、制服返してね。と送ってきただけです。
今回はたまたま若い人同士でしたが、いずれ社会に出れば、両親よりも年配の人と接する機会も増えます。
そうしたときに、親切なお相手なら「まだ若くて世間を知らない」で済ませてもらえるでしょうが、中にはとても厳しい方もいます。
LINEでOKなお相手にはそのように。
旧態然としたお相手にはそのように。
臨機応変に対応するためには、やはり、「知っている」ことが大切です。
手紙を書く準備をしよう!
手紙を書き始める前に、まず、用意するものがあります。
手紙を書く道具ですね。
それぞれどんなものを用意したら良いか見ていきましょう。
便箋
サイズは手紙の目的と書く内容に合ったサイズにします。
一般的なのはB5サイズです。これは文章量のある手紙を書く時に使うものですね。
なにかに一言添えたいときには、A5サイズやはがきサイズ、一筆箋などを使うとよいです。
いずれも、シンプルな無地か淡い単色を選びます。
柄があったとしても、季節に合ったワンポイントに留めます。
仲のいいお友達に渡すようなキャラクターや柄の入ったものはとてもかわいいですが、そういった嗜好にあったものとは別に、シンプルなものをひとつ、持っておくとよいですね。
封筒
便箋とセットのものがあればそれが一番良いです。
なければ、汎用性の高い白無地のものを用意しておきましょう。
ペン
欲を言えば万年筆を1本持っていて欲しいところですが、メンテナンスが若干面倒なので、ボールペンで十分です。
できれば、親の方から、お手紙を書く用のちょっと良いボールペンを1本、お誕生日やクリスマスにプレゼントしたいものです。
お嬢さんの好みに合わせて、女の子らしい子なら、ミキモトのパールつきやアビステなどの可愛らしいデザインのものがおすすめです。
ちょっとボーイッシュな子なら、パーカーや
今のところ、我が家では私のボールペンを使わせています。
独り立ちする前に、1本プレゼントしたいですね。
*******
これらのものは、10代の娘さんが自分で考え、率先して用意するのは難しいです。
親である私達が必要なときにサッと出せるように常に用意しておくのは勿論ですが、お誕生日のときに一式プレゼントするのもよいですね。
と、ここまで書いておきながら。
そこまで格式張らなくても、最近では100円ショップでも白無地や色無地のエレガントなレターセットを購入することができます。
是非、自宅に1セット用意しておきたいですね。
より印象的な手紙にするために記念切手を使おう!
手紙の文面は開封するまでわかりません。
とても良い内容が書けていても、手紙を受け取ったときに、まず最初に目に入るのは封筒です。
封筒はいわば、「手紙の顔」。
この封筒をより印象良くする為に、おすすめの方法があります。
それは「記念切手を貼る」こと。
手紙を郵送するときに、送料の切手が必ず必要になりますね。
この切手、通常のデザインの他に、様々なデザインのものがほぼ毎月発行されています。
その中から、花や景色などの素敵なデザインの記念切手を選んで購入し、貼付すると、印象がぐっと変わります。
封筒が無地だからこそ、さらに切手が映えますね。
ひとこと例文集
さて、ひとこと添えるといっても、親しい友人に宛てて書くのとは違いますから書き方に悩みますね。
だからといって大人のように格式張って書く必要もありません。
10代のお嬢さんらしい、素朴さが伝わるようなひとことがあるといいです。
参考までに例文を載せておきますので、アレンジして使ってみてくださいね。
・お土産などのいただきものをしたお礼
この間はおみやげをありがとうございました。
●●味は大好きなので、とても美味しかったです。
私も日曜日に▲▲へ行ってきて、おみやげを買ってきました。
少しですが、どうぞ。
・勤務を変わってもらったお礼
●●さん
この間は私の急な体調不良(怪我、入院)でご迷惑をおかけしました。
シフトを変わってくださって、ありがとうございました。
おかげさまですっかりよくなりました。
またお仕事がんばりますので、よろしくお願いします。
・アルバイト退職時のひとこと
お借りしていた制服を返却いたします。(制服貸与がなければこの行は書かない。または、退職にかかる書類がある場合はそれについて「退職に必要な書類を提出します」と書く)
短い間でしたが、お世話になりありがとうございました。
●●(アルバイト先の店名など)の皆さんにもよろしくお伝え下さい。
皆さん、どうぞお元気で。
*******
既に社会に出ている大人からすると、「そのくらい」の内容であっても、まだ「学校」という社会しか知らない世代には、なかなか難しいものだったりします。
一人の大人になるためのツールとして、こうした「ひとこと」の習慣を身につけていけるといいですね。
それには、0から子供に任せてしまうのではなく、始めは親がちょっとだけ、知恵を貸すのはとても大事なことです。
ジェンダーレスな時代だからこそ
今回は特に、10代の女のお子さんをお持ちの方や、ご自身が10代のお嬢さんという方に向けて綴ってきました。
「女の子だから」と一括りにすることや、フェミニズムに反対するわけではないのですが、それでも、人間という生き物である以上、性別というものはついて回ります。
そうして、昨今のような「ジェンダーレスな時代」「IT化が進んでいる時代」だからこそ、将来、母親になるであろう若いお嬢さん方に、敢えて非効率な手紙を大事にする感性を持って欲しいと思うのです。