みなさま、ごきげんよう。
理佐です。
Twitterの方でお構いくださる方はご存知のとおり、今年、2023年年明けすぐに、大好きな父が天へ召されました。
いま、この文章を書いている1/25で、ちょうど2週間ですが、まだまだ気持ちの整理もつかず。
父が好きだった音楽のタイトルを見ただけで、目頭が熱くなるありさまです。
が、そうして、あの曲も、この曲も、と思っていると、かなりたくさんあるなぁと。
音楽の他に、映画や本が大好きで、私と貸し借りしたり、一緒にコンサートや映画に出掛けた回数が膨大なので、せっかくですし、それらの思い出の作品たちの感想を綴って見ようかなと思っております。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで、今回は早速、JAZZのスタンダード・ナンバー、Moonlight Serenadeについて書いていきます。
もくじ
Moonlight Serenade
楽曲名を知らなかったとしても、一度は耳にしたことがあると思います。
ジャスミュージックの定番曲です。
とてもたくさんのアーティストがカバーしています。
リリースは1944年。
ジャズのビッグバンド、グレン・ミラー楽団のバンドテーマ曲です。
作曲はグレン・ミラー。
スローなテンポのしっとりとした1曲です。
2004年公開の日本映画、スイングガールズでも使用された曲だそうですが、私も観た映画ですのに、記憶がなく……
(シングシングシングの印象が強すぎて)
ほかにも、ボサノバのアレンジでカバーしていらっしゃるアーティストさんもいるようですし、テレビCMにも使われたことがあるので、メロディを聞いたら、多くの方が「これかぁ✨」とお思いになることかと思います。
Moonlight Serenadeの歌詞
君の家の戸口に立って
月明かりの歌を口ずさんでるよ
そんな歌い出しのこの歌詞ですが、こちらはグレン・ミラーが作曲、発表した後、ミッチェル・パリッシュという方が歌唱用に書いたものだそうです。
Moonlight Serenade
の言葉の嵌っているメロディラインと単語のマッチ具合が、
このメロディにして、この言葉あり
と思える程に、ぴったりと合っていますね。
聞きどころ
私の個人的、独断と偏見での聞きどころになります。
グレン・ミラー楽団の演奏のMoonlight Serenadeの聞きどころ
1つ目は、サビ3小節目後半の、ブレイク直後。
2つ目はエンディング部分。
1つ目のブレイク後、全ての楽器がぴったりと音を揃えて1音ずつ上がっていくのは、オーケストレーション的に難しいので、
ぴたっ、ぴたっ、ぴたっ、ぴたーっ
と音が揃うことで、月明かりの中、待ち人をしている緊張感を醸し出しているとさえ感じます。
2つ目のエンディング部分。
音がクルクルと回るように音階があがっていく様は、楽曲の主人公が曲の終わるその瞬間に、待ち焦がれていた待ち人の姿を見つけて、気持ちが華やいでいくかのようで、とてもドラマチックなメロディになっています。
やっと会えた。
そんな情景が目に浮かぶエンディングです。
最後に
今回は、ジャズのスタンダード・ナンバーから、グレン・ミラーのMoonlight Serenadeについて、私の個人的な感想を書いてみました。
グレン・ミラーの楽曲は1995年でパブリックドメイン(著作権切れ)となっているので、他の奏者のカバーもたくさん出ているとは思いますが、グレン・ミラー楽団の演奏アルバムをおすすめさせていただきたいです☺️