こんにちは♪ LISAです。
子供が不登校になってしまった。
勿論、子供本人も辛いですが、親もなんとかしてあげたいと思うものですよね。
ところが、親がよかれと思ってした言動が、子供にとって負担になってしまうことも。
今回は親が気をつけたいことがらを書いていきます。
もくじ
不登校になり始めに気をつけたいこと
中学で不登校になると、一番心配なのは卒業後の進路。
義務教育である中学までとは違い、高校は私立市立関係なく、受験をしなくてはなりません。
それなのに、子供は学校に足も気持ちも向けられない。
子供も自分の進路について考えないといけないのは頭ではわかっているものです。
わかっているけれど、学校へ行くことが出来ないんですよね。
親に直接言わないだけで、学校へ行けない自分を自ら責めている子もいることでしょう。
そうして、自分に嫌気がさして、余計に学校が辛いという悪循環に。
こんな時、心配のあまり「高校どうするの?」と、問いただしたくなるものですが、一番やってはいけないことです。
志望校に進むために頑張って中学に行く。
中にはそう目標を掲げることで再び登校できるようになる子もいます。
けれど、この記事を読んで下さっているということは、高校受験を動機付けに学校へ戻ることが出来なかったのだと思います。
極端なようですが、学校へ行かなくなってすぐの時は鉛筆やノートすら嫌がります。
会話に勉強に関すること、学校に関することを織り交ぜただけで拒絶反応を示す子もいるでしょう。
私の娘も、制服と学校指定の体操服をゴミ袋に詰め込んで、自分の部屋から放り出していました。
このような状態の時には、学校や勉強の話をするのはよくありません。
そうはいっても、いつまでも腫れ物に触るように学校や勉強の話題を避け続けるわけにもいきませんよね。
学校へ行くのは誰のため?
学校へはどうして行かないといけないのでしょうか。
勉強は一体なんのためにするのでしょう?
小・中学校は義務教育です。
けれど、高校、大学や専門学校は義務教育ではありませんよね。
ですから絶対に行かなくてはならないものではありません。
それなのに、どうして皆、高校、大学へと進学するのでしょう。
考えるまでもなく、その先にある「就職」の為ですよね。
中卒で就職するよりも、高卒。
高卒で就職するよりも、大卒で就職した方が、生涯賃金が高いから。
少しでも子供が将来露頭に迷うことがないように。
親心から、少しでも良い学校へ進学し、良い会社へ就職してもらいたいと願うものです。
私も娘が不登校になる前はそう思っていました。
昨今は就職率もよくなっているようで、これからの時代はわかりませんが、就職氷河期世代で短大卒の私が就職活動をしていたのは、有効求人倍率は0に等しい時期でした。
四大卒の友人がどんどん内定を獲得していくのに、エントリーすらさせてもらえずにいました。
結局、Windows上陸前の当時はPC操作ができる人が重宝された時代だったこともあり、派遣でなんとか働き口を見つけることができましたが。
同じ短大の同級生には学生時代からのアルバイト先でそのままフリーターとして働き続けた子もたくさんいました。
そんな時代に就職活動を経験したので、娘には四大を出て欲しいと思っていたのです。
でも、それは親の願いであって、子供の希望ではありません。
子供が将来なりたい職業があり、実現するために大学進学が必須であるなら話は別です。
大学進学よりも適した進路があるのなら、はたまた、学歴よりも特殊な実力が必要な職業に就きたいと考えているのであれば、学校へ行けるように仕向けるのは得策ではないのかもしれません。
「学校へ行かない」イコール「勉強しない」ではない
そうはいっても、中学校で学ぶ内容は、あらゆる事柄の基礎になる部分が非常に多いです。
例えば、将来役者になりたいと思っているのに、中学校レベルの漢字が読めなければ非常に困ります。
全ての役者にマネージャーがつくわけではありませんからね。
通訳や翻訳家になりたければ、英語ができなければいけません。
でも、中学校レベルの英語が理解できていないのに、いきなりネイティブの英語が理解できるはずもありません。
ですが、学校へ行っていないと身につけられないものはありませんよね。
あとは本人がどれだけ本気でやりたいと思っているかに掛かってきます。
そして、もう一つとても大切なのは、親がそれを支持して、必要があれば手助けすると言動で示し続けることです。
無理に押し付けるのではなく、「あなたが必要なら、できる範囲で支援する」というスタンスです。
それは自宅学習用の教材かも知れませんし、塾へ通わせる事かも知れません。
もしかしたら、もっと広い世界を体験させてあげることかも知れません。
お金が掛かることになると、親にも収入面での限界もありますから、子供が望むこと全てを叶えてあげることはできません。
なんでもかんでもは無理だけど、親としてできる範囲で。
学校へ行けない・行かないことで、深く傷ついている子にとって、大きな安心感と自信につながっていくと、実体験からも感じています。
まとめ
今回は私の実体験と当時の思いを踏まえて、子供が不登校になったときに親として気をつけたいことを綴ってみました。
現代は社会の常識が親である私達が学生時代を過ごした時と大きく変化しています。
その流れはとても急速です。
例え今は学校へ行けなくても、更に、このまま学校へ行かないという選択をしたとしても、うまく時流に乗って人生を生きていけるたくましさを身につけられるよう、見守っていきたいものですね。