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不登校中の生活で大切な3つのこと

こんにちは♪ LISAです。

不登校に関する記事は、私のブログでは3回目となります。

今回は不登校の子の日常生活について書いていきますね。

学校に行けない以外に問題はないか?

子供が学校に行けないとなると、とかくそこへばかり注目してしまいがちです。

ですが、学校へ行けない以外になにか気になる面はありませんか。

私の娘が不登校になってから、精神面、活動面、生活態度面で特に大切だと感じたことが3つありました。

それは「生活リズム」「友人関係」「学力」です。

以下に詳細を書いていきますね。

生活リズムは乱れているのか

不登校になると生活リズムが崩れてしまう。

よく聞く話です。

でも、それって本当に不登校だから崩れてしまったんでしょうか。

朝起きて朝食を食べ、昼には昼ごはん、日が暮れたら晩ごはん。そして、日付が変わる前に就寝。睡眠時間は8時間。

とても模範的なサイクルに当てはまれば、安心できると思います。

ですが、実は私はこうした健康的、模範的な生活サイクルに懐疑的であります。

確かに、模範的な生活サイクルは大多数の人間にとって、一番健康を維持しやすいからこそ、皆がこぞってそれに当てはめた生活をしようとするわけです。

にもかかわらず、私が異論を唱えたい理由は、私自身が超夜型でショートスリーパーだからです。

私のような睡眠時間が短くて良い人とは逆に、ロングスリーパーといって、長時間睡眠をとらないと疲労が回復できない人もいます。

睡眠の質は、「何時間寝たか」ではなく、「十分に寝たと感じられるか」です。

こうした特性は生まれ持った特性なので、無理矢理に矯正させることは難しいです。

長時間睡眠を取らないと回復できない子が、部活が終わって18時過ぎに帰宅し、更に塾、宿題、夕飯、お風呂……0時前に寝るので精一杯です。

そして、朝、7時前に起きる。

もうこの時点で8時間も睡眠は取れていません。

また、母娘揃ってもともと血圧がとても低いです。

低血圧の人は、どうも朝しゃきっと目が覚めません。

なんとか起きても、ようやく脳や体にエンジンがかかってくるのはお昼頃です。

ちょっとした工夫で目がスッキリ目覚めることができますが、気力でなんとかできるようになるのはせいぜい大人になってからでしょう。

こうした特性を考えずに、「一般的にはこうだから」で行動させようとすると、子供も苦痛ですし、親もストレスが掛かります。

体調面での特性がわかったら、それに合わせた工夫をするだけで随分といろんなことが改善される筈です。

友達との交流を絶たせない

友達との関係が不登校の一因になっている子もいるでしょう。

けれど、全ての友達が原因ではありませんよね。

気が合って、学校へ行けていなくても連絡を取り合ったり、学校外で遊べる子がいるのなら、これほどありがたいことはありません。

是非、学校外で交流できるように見守りましょう。

子供の友達に対して、学校に行けてないのに仲良くしてもらって悪いな、などと思ってはいけません。

学校に行っていないのに、会いたい、一緒に遊びたいと思ってもらえるのはとてもいいことです。

気をつけて欲しいのは、友達の方は嬉しそうでも、子供が浮かない顔をしているときです。

気分が乗らないだけならよいのですが、中には友達のふりをして悪意を持っている子や、本当は反りが合わなくて遊びたくないと子供が思っている場合もあります。

最悪の場合、実は不登校でも遊びに誘ってくれる子が、不登校のきっかけを作った子である場合もあります。

親が「いい友達」と勘違いしてしまわないように。

実際にあった話ですが、スーパーでたまたま会ったクラスメイトが満面の笑みで手を振ってくれるのに、我が家の娘は顔面蒼白でその場で硬直してしまったことがありました。

相手の子の行動よりも、自分の子供の様子をしっかりとチェックしておきましょう。

自宅学習では学力不足と感じるなら

学校へ行けなくても勉強はしたい。

高校へ進学したい。

さらに、将来的には大学、専門学校へ進学したい。

そんな希望を持っている子も多いです。

現在の学校へは、たまたま、その子なりのきっかけがあって行けなくなってしまっただけ。

中学校で不登校になったら、中卒で働かなくてはならないわけではありません。

高校も、定時制高校、専修学校、通信高校と、高校卒業資格を取れるシステムがいくつもあります。

大学も昔のようにセンター試験を受けなくてもAO入試で受験できる学校も増えてきました。

ただ、せっかく進学できても、その後、学力が不足していて中退してしまっては意味がありません。

自宅学習ではいま一歩だと子供が、そして、親も感じているのなら、学習塾に通わせるのも一つの手です。

遅い時間にはなりますが、家の外へ出る機会にもなります。

費用は高くなりますが、集団授業よりも個別の方が不登校の子には学習しやすいでしょう。

それでも外へ出るのが辛いようならば、家庭教師という選択もあります。

どちらにしても、現在学校へ行けていないこととそれでも将来のために勉強はしたいことをきちんと理解してくれる先生を選ぶのが良いです。

学校へ行けていないことを内緒にしてしまうと、面談でテストの順位や得点数を確認されるときに返事に困ってしまうのは親です。

そして、学習をしたい不登校の子に対して理解のない先生ですと、子供も塾へ通ったり、家庭教師の先生が来ることさえ辛くなってしまいます。

それでは本末転倒ですね。

学校へ行けていない。でも、勉強はしたいという気持ちはしっかり伝えましょう。

それでも学校の順位、得点アップ、偏差値アップが優先の方針でしたら、思い切って学習塾や家庭教師を変えるのがいいです。

大切なのは、子供が安心して将来のための勉強を続けられて、しっかりと学力を付けていくことなのですから。

★まとめ

今回は不登校中の子供の生活の中で大切なことを3つ、私たち親子の経験を踏まえて書いてきました。

子供の気持ちが落ち着いてきた時に、軌道修正を図れるようなサポートができると良いですね。

そのためにも、一緒に落ち込んでしまわないようにしつつ、しっかりとアンテナを張っておきたいものです。

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