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パーマやカラーリングしていても大丈夫?はじめてのヘアドネーション体験記!

みなさま、ごきげんよう、理佐です(*´ω`*)!

2月の終わりに、ヘアドネーションをしてきました!

今回は、ヘアドネーションをしたきっかけなどについて、書いていきますね★

ヘアドネーションってなぁに?

まずはじめに、そもそもヘアドネーションとは? というところからお話しますね。

ご病気の治療などで髪を失ってしまわれた方が使う、「医療用ウィッグ(かつら)」というものがあります。

このウィッグにも、人工毛で出来たものと、人毛でできたものがあります。

人毛の医療用ウィッグを作るためには、髪の毛を提供するドナーが必要となります。

この髪の毛の提供をすることを、ヘアドネーションというんですね。

ヘアドネーションをするには、規定の長さ以上の髪の毛が必要になります。

ですから、ドナーになるには、根気よく髪を伸ばさなくてはいけません。

今回、私が髪の毛を提供したのは、お子さん用の医療用ウィッグを作成されている団体さま宛。

必要な長さは、31センチ以上でした。

ちなみに、伸ばし始める前に最後に髪を切った時は、肩くらいまででした。

そこから約2年の月日を掛けて、今回のヘアドネーションの日を迎えたのです。

ヘアドネーションをしようと決めたきっかけ

Twitterで私のアカウントをご覧くださったことがある方は、ご存知かと思いますが、私は以前、会社員としてパソコン講師をしていました。

そこへ通ってくださっていた生徒さんのおひとりが、ご自分も病気と闘いながらも、度々、ヘアドネーションをされていたんです。

(実は、パソコン講師になる前に勤めていた100円ショップの常連さんだったので、もう10年以上前から、よく知っている方でした)

彼女のお話を聞いて、興味はあったんです。

それでも、ある程度の長さまで来ると、車の運転をする時に自分の髪が座席と背中に挟まって、巻き込み確認しづらかったり……と、耐えきれずに切ってしまっていました。

やがて、私は会社を辞めてフリーに。

その頃、彼女は体調が思わしくないということで、教室はお休みされていました。

さらに月日が経ったある日、私の後任の講師から、数ヶ月前に亡くなった。と、知らされました。

他に言葉が見当たらないくらい、ただただ、悲しかったです。

ちょうどその頃、髪が少し伸びすぎになっていたので、切ろうかどうしようか迷っていました。

彼女の訃報を聞いて、ヘアドネーションをしていたことを思い出した私は、次に切る時はヘアドネーションしよう。と決めたのでした。

ヘアドネーションは協賛サロンで

ヘアドネーションはどこでもできるわけではありません。

対応してくださる美容室でなければいけないので、事前に協賛サロンを探しました。

ネット検索で探しましたが、その中で、最も自分の好きな雰囲気のお店へ予約することに。

ヘアドネーションに必要な費用は、お店ごとに違います。

今回、私が予約したのは、お店の通常の施術料金でカットしていただけるサロンでした。

その代わり、髪の毛は持ち帰って、自分で梱包、発送です。

常々なにがしか発送しているので、梱包などの作業はお手の物。

そして、なによりお店のインテリアがとても好みだったので、当日が楽しみでした。

ヘアドネーション当日

そして迎えた当日。

ヘアドネーションにあたり、髪は完全に乾いていないといけません

(湿気が残っていると、配達されるまでの間にカビが発生するなど、せっかくの提供が使えなくなってしまう原因になるそうです)

前日は早めの時間から髪を洗って、しっかりと乾かしておきました。

2月も下旬でしたが、とてもポカポカ陽気でよかったです。

もしも雨天だったら、せっかく乾かした髪が湿気ってしまいます。

超ロングの髪をしっかり乾かすのは、本当に大変です。

相当に時間が掛かるので、ドライヤーを使う時は、腕が上げっぱなしになってきまって、肩が凝ったりもしましたから。

そして、予約してあったサロンへ到着。

一見、カフェのような間口の、こぢんまりとした、シャビーシック的なお店です。

隠れ家的、とでもいうのでしょうか。

中へ入ると、なんと、お席は2つだけ。

親子経営のお店で、お父さんのお客さまと、息子さんのお客さまで1席ずつ。

1人の人が複数対応するスタイルのサロンしか行ったことがなかったので、なんて贅沢✨と、感激しました。

担当してくださったのは、息子さんの方。

ヘアドネーションで予約をしてあるので、髪を切る前に記念撮影をさせていただくことができました。

Instagramに投稿したお写真です。

自分でも長くなったとは思っていましたが、実は切る当日になって、初めて後ろ姿を見ました。

思った以上に長くて驚きです。

ここまで伸ばしたのは、人生初。

記念撮影を終えて、いよいよカットの準備です。

髪をいくつかに分けて縛っていきます。

縛った髪を、メジャーで測りながら31センチでカットできる位置に合わせます。

こちらもInstagramに掲載したお写真

これで準備OK!

ちなみに、私は白髪染めを含めたカラーリングはしていませんが、カラーリングしている髪の毛でも提供できるそうです。

また、カラーリングだけでなく、パーマが掛かっていても大丈夫。

私はすっかり取れきってしまっていますが、パーマを掛けていました。

提供された髪の毛は、ヘアウィッグに加工する前に下処理をするのだそうです。

ということで、私も安心して提供させていただきました!

無事にカットされた私の髪の毛(Instagramの投稿より)

こうして、無事に31センチでカットされた私の髪の毛。

この後は、私がお世話になったサロンでは、ドナーシートを印刷してくださり、それと髪の毛を自宅へ持ち帰りました。

(コロナ禍真っ最中のヘアドネーションということもあって、提供者がはっきりとわかるように、団体へ送る必要もありました)

自宅へ帰って、ドナーシートに記入し、髪の毛と一緒に郵送です。

ドナーシートと提供する私の髪の毛(Instagramの投稿より)

私はレターパックライトで郵送しました。

追跡番号のある郵送方法なら、到着したかどうか確認出来ますしね( *´꒳`*)

ヘアドネーションのためにカットした後は、シルエットを整えていただき、顎の下ちょっとくらいの長さになりました!

超猫っ毛なので、パーマを掛けて、裾広がりボブ的なスタイルです。

本当は肩につくくらいで、段を入れたスタイルが作れる長さまで頑張りたかったのですが……。

あと、今回お世話になったサロンではとても美味しいコーヒーを、とんでもなく素敵なカップでいただいてきました。

カフェとしての設備も備えていらっしゃるお店、かつ、カップのセンスがたまらなく素敵で、濃い目ピンクにお花が描かれたアンティークな雰囲気たっぷりの、チューリップのようなフォルムのカップでコーヒーを用意してくださいました。

このカップのメーカーが、今はもうないそうなのですが、私の地元、名古屋の陶器メーカーさんのものということで、更にテンションがあがったのは言うまでもありません。

そんなこんなで、とてもよい経験と素晴らしい時間を過ごすことができました。

私自身の髪については、ここからはしばらく伸ばしてから、1年くらい、好きなヘアスタイルを楽しみたいなと思っております(❁´ω`❁)

最後に

みなさま、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました(*’ω’*)!

ヘアドネーションは一度提供すると、また、次に提供できるのは最短でも数年後です。

また、1つのウィッグを作るのに、複数人分の髪の毛が必要になるそうです。つまりは、私1人の髪の毛ではウィッグとして完成しないのですね。

そのようなものなので、人毛でできた医療用ウィッグはなかなかに高価であることが少なくありません。

この記事を読んで、ヘアドネーションに協力する方が増えるといいなと願っております。

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